美浦Wで万全の仕上がりをアピールしたフラムドグロワール(左)
藤沢和厩舎の
フラムドグロワールが軽快な動きを見せた。馬場整地後の美浦Wで
レッドジョーカー(4歳500万下)を追い掛ける形でスタートし、直線では内へ。
スピード感にあふれるフットワークで、懸命に抵抗する相手の動きにも動じることはない。最後まで涼しい顔でゴールを駆け抜けた。
5F68秒3-39秒2-12秒7のタイムで並入したが、全ての面で完全に年長馬を圧倒した。上がりを確認した藤沢和師も「うん、こっちもいい動きだったね」と納得の笑みを浮かべる。1週前追いでは古馬2頭の間に入れ、精神的な負荷もしっかりとかけている。「以前は全体的にコロッとしていたが、ここへきて背が伸びてスマートになってきた」と期待通りの成長ぶりに目を細めた。
ここまで3戦2勝。同厩舎の
コディーノとの無敗同士での対決とはいかなかったが「前々走(2着)はたまたまスタートのタイミングが合わなかっただけ。前走が強い競馬だったし、競馬の上手な馬だよ」と師は能力の高さを改めて口にした。乗り代わりも気にするそぶりはない。ウィ
リアムズの手綱になるが「おとなしくて性格もいいし、コントロールしやすいと思うよ」と語った。
鞍上は昨年も初コンビだった
アルフレードを勝利へと導いている。戦前の注目度は僚馬に譲ったが、これ以上ない頼もしい助っ人を得て勝利の二文字は譲らない構えだ。
提供:デイリースポーツ