2頭の激しい追い比べはイワミノキズナが地元無敗のカイロスを捕らえて優勝(提供:福山市競馬事務局)
16日、福山競馬場で行われた第43回ヤングチャンピオン(2歳・ダ1600m・1着賞金100万円)は、レース序盤は4.5番手に待機していた三村展久騎手騎乗の2番人気イワミノキズナ(牡2、福山・高本友芳厩舎)が、2周目向正面半ばで逃げる1番人気カイロス(牡2、福山・高本友芳厩舎)を目指してのロングスパートを開始。最終コーナーまでにカイロスとの差を1馬身として、直線ではこの2頭が後続を大きく引き離す形で最後の追い比べになると、ゴール板までに両馬の差が殆ど無くなってゴールイン。結局最後は、追ったイワミノキズナが粘るカイロスをアタマひとつ捕らえ優勝した。勝ちタイムは1分44秒4(不良)。
3.1秒も離れた後続の3着には、6番人気サンデーライセンス(牡2、福山・那俄性哲也厩舎)が入った。なお、3番人気マサタケローズ(牝2、福山・高本友芳厩舎)は6着に敗れている。
勝ったイワミノキズナは、父ブラックタイド、母シルクオリンピア、その父アフリートという血統。3走前の福山2歳優駿(1250m)ではカイロスの前に離された2着に敗れていたが、前走5馬身差で圧勝し適性示した1600m戦で強敵をきっちり差し切って重賞初勝利。通算6勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆イワミノキズナ(牡2)
父:ブラックタイド
母:シルクオリンピア
母父:アフリート
厩舎:福山・高本友芳
通算成績:10戦6勝(重賞1勝)