現地時間3日、仏・ロンシャン競馬場で行われたアベイユドロンシャン賞(2歳上、仏G1・芝1000m)は、L.デットーリ騎手騎乗のヴァー Var(牡5、英・C.ブリテン厩舎)が、ザタットリング The Tatlingに1/2馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは55秒0(良)。さらに1馬身差の3着にはロイヤルミレニアム Royal Millenniumが入り、昨年の覇者パタヴェリアン Patavellianは7着に敗れた。
勝ったヴァーは、父Forest Wildcat(その父Storm Cat)、母Loma Preata(その父Zilzal)という血統。父のForest Wildcatは、メリーランドBCH(米G3・ダ6F)などを制し、種牡馬としては フォレストシークレッツ Forest Secrets(牝6、エイコーンS-米G1)、ドワイルドキャット D'Wildcat(牡6、フランクJドフランシスメモリアルダッシュS-米G1)などを輩出している。米国からの移籍馬ヴァーは、前走のワールドトロフィー(英G3・芝5f)でザタットリンクからアタマ差の2着に惜敗しており、今回の勝利が初重賞制覇となった。