前走同様に逃げたティムガッドがそのまま押し切り54戦目で初重賞V/トウケイニセイ記念・水沢(写真提供:岩手県競馬組合)
13日、水沢競馬場で行われた第13回トウケイニセイ記念(サラ系・ダ1600m・1着賞金300万円)は、好発を決めて先手を奪った阿部英俊騎手騎乗の8番人気ティムガッド(牡9、岩手・桜田康二厩舎)が4コーナーを先頭で回ってくると直線向いてもう一伸び。道中4〜5番手の追走から直線は最内を突いて差を詰めた6番人気スーパーワシントン(牡10、岩手・佐藤雅彦厩舎)の追撃を振り切り、3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分40秒0(不良)。
さらに3/4馬身差の3着に、ゴール寸前で浮上した1番人気コパノマユチャン(牝7、岩手・桜田勝男厩舎)が入った。なお、3番人気ジョーモルデュー(牡9、岩手・菅原勲厩舎)は5着、2番人気シャイニーハリアー(牡6、岩手・熊谷昇厩舎)は6着にそれぞれ敗れている。
勝ったティムガッドは、父サザンヘイロー、母パルツェ、その父Theatricalという血統。昨年12月に北海道競馬を経て岩手に移籍。前走オッズパーク賞(水沢・ダ1800m)では8番人気で逃げ切り、当地の初勝利。ここも8番人気ながら前走同様に最後まで踏ん張って逃げ切り、JRA時代から数えて通算54戦目で嬉しい重賞初勝利となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ティムガッド(牡9)
父:サザンヘイロー
母:パルツェ
母父:Theatrical
厩舎:岩手・桜田康二
通算成績:54戦5勝(JRA48戦3勝、重賞1勝)