アドマイヤラクティはOP昇級後、(3)(3)着と地力強化が目覚ましい一頭。金鯱賞で
オーシャンブルーに0秒2差まで迫った末脚は、このメンバーに入っても脅威に映る。「前走後は放牧を挟んで、ここを目標に乗り込んできた。中山コースは相性がいいし、今は末脚が確実。ズブさが解消すればもっと走れると思うが、前走を物差しにすれば結構やれていいと思う」と梅田智師も自信を隠さない。注目の1週前追い切りは、CWで5F67秒6-11秒7(一杯)。ゴール前で多少もたれるような面はあったが、最後までしっかり伸びたように気配落ちはない。中山は2戦2勝と好相性。堅実な末脚を武器に初の重賞タイトルを奪取する。
前々でしぶとさを生かす
マルカボルトだが、近走はもまれる形でも結果を残しており、精神面の成長がうかがえる。栗東CWで行われた1週前追い切りは、6F80秒5-12秒8(一杯)をマーク。僚馬2頭を追走して先着を果たし、軽快な脚さばきで俊敏な反応を見せた。「1週前の動きは非常に良かった。使い込んでいますが、引き続きいい状態ですよ」と羽月師も状態の良さに太鼓判を押す。「2着の前走でもこの馬の競馬はできているし、中山コースは一番合いますね。相手は強いけど、今の出来とコース相性の良さに期待ですね」。中山記念4着をはじめ、[2-1-1-2]と中山は得意にしており、展開次第では面白い一頭だ。
提供:デイリースポーツ