ビュイック騎手を背に根岸S1週前追い切りを行ったダノンカモン(撮影:井内利彰)
JCD11着後、ノーザンFしがらきへ放牧に出されていたダノンカモン(栗東・池江泰寿厩舎)。今朝はCWコースで根岸Sの1週前追い切りを敢行。鞍上にはW.ビュイック騎手が跨り、パルラメンターレを2馬身後方から追走する併せ馬となった。
道中もその差を保ったまま、4コーナーのカーブで差を詰める形。直線で前に追いつくと、突き放すかの勢いがあったものの、相手の手応えは終始楽。ビュイック騎手の手綱が動くものの、前に出ることはなく、最後まで同入でゴール。動きだけ見れば、パルラメンターレが素晴らしい走りだったが、しっかり追われてラスト1F11.9秒ならまずまず。ただ全体時計は6F87.4秒と遅く、この点だけは気になる。
昨年のフェブラリーSの覇者、テスタマッタ(栗東・村山明厩舎)はJBCクラシック(5着)以来の実戦。今朝はCWコースを単走で追われたが、この馬らしく、テンから行きたがるところを見せて、向正面をすごい勢いで駆け抜けていく。
そのラップは6Fから13.4〜13.7〜13.6秒と速いラップを刻み続け、直線に向いたが、さすがにゴール前では一杯。トータルで6F83.6〜1F14.4秒。もともと終い止まるような追い切りになってしまうタイプだけに、内容よりも、CWでしっかりと負荷を掛けることができた点を評価したい。なお「根岸Sの鞍上はD.マクドノー騎手です」と村山明調教師。(取材・写真:井内利彰)