状態は右肩上がりだ。レパードS以来の勝利を狙う
ホッコータルマエは、幸を背に栗東坂路で若駒Sへ出走予定の
ノースパストラルと併せ馬。序盤はゆったりとしたペースで入ると、ラストはハミをかけられて軽く仕掛けられた。一気に四肢の回転数を上げ、並んでいた僚馬を置き去りに。4F55秒4-40秒1-12秒9で1馬身先着した。幸は「順調ですね。反応も良かったですし、本当にいい状態です」と好感触。見届けた西浦師も「予定どおりの調教。上り調子だな。ラストも12秒台できているしね」と納得の表情だ。
3歳時はレパードSを制して、JCダートでも3着と奮闘。前走のフェアウェルSこそ、勝ち馬に目標にされる厳しい展開で2着だったが、上半期の大目標でもあるフェブラリーS(2月17日・東京)につなげるためにもここは結果を出したいところだ。
主戦も「賞金を加算しないと使いたいところを使えないですから。今年はGIでどんどん活躍してほしい馬ですしね」と力を込める。伸び盛りの明け4歳馬が、新たな勲章をつかみ、ダート王争いに名乗りを上げる。
ナムラタイタンが好気配だ。美浦から約4年ぶりに駆けつけた新コンビの柴山を背に、栗東DPで単走。直線で軽く気合をつけられると、外ラチ沿いを疾走し、6F80秒2-36秒3ー11秒9を計時した。笠松競馬出身の鞍上は「乗りやすかった。引っ掛かる馬じゃないし、距離も気にならない。中京は笠松からも近く、第2の故郷という気持ちもある。中央に移籍して初重賞制覇も中京だったから」と力が入る。
提供:デイリースポーツ