美浦Wで3頭併せを行ったストローハット(中)キングレオポルド(右)フルアクセル
状態も、条件も申し分ない。ストローハットに一発ムードが漂う。最終追い切りは美浦Wで3頭併せ。フルアクセル(5歳1600万下)、キングレオポルド(6歳オープン)を追走し、最後は馬なりのまま馬体を合わせてフィニッシュした。
4F53秒1-38秒2-12秒8の時計に、橋本助手は「半マイルからの追い切りだったが、状態はいいですね」と納得の表情を浮かべる。前々走の武蔵野S(5着)のあとはJCダートを目指していたが、賞金不足で出走がかなわずギャラクシーS(5着)へと目標を切り替える経緯があった。「JCダートに向けて仕上げていたので、馬にとっては苦しいところがあったのかもしれない。その点、今回は予定通りの調整ができた」と、前走以上の状態で臨める手応えをアピールした。
そんな状況下でも、前走は勝者ガンジスから0秒3差の5着。7F戦は初めてだったが「折り合いはついていた」と距離適性の高さを感じ取る。「府中変わりはいいですね。(昨年の)ユニコーンSを勝ったコースですから」と、今回の舞台設定は申し分ない。「これまではスタートが良くなかったり、折り合いを欠いていた。4歳馬で伸びしろはありますからね」と、まだ底を見せていないことを強調する。フェブラリーSに向けて、新たなヒーローが誕生する可能性もありそうだ。
ヒラボクワイルドは栗東DPでダノンプリマドンナ(6歳1000万下)と併せ馬。先行する僚馬にゴール前でしぶとく詰め寄り、並入を果たした。5F64秒9-36秒3-11秒3。大久保龍師は「掛からないようにしまいだけ。いい感じで動けていた。千四は走りやすいし左回りも悪くない。あとは初コンビがマッチすれば」と、三浦のエスコートに期待を寄せた。
提供:デイリースポーツ