東京11Rの根岸ステークス(4歳以上GIII・ダート1400m)は、5番人気メイショウマシュウ(藤岡佑介騎手)が勝利した。勝ちタイムは1分23秒7。ハナ差の2着に1番人気ガンジスが、クビ差の3着に10番人気セイクリムズンがそれぞれ入線。
メイショウマシュウは栗東・沖芳夫厩舎の5歳牡馬で、父アドマイヤマックス、母オオシマパンジー(母の父スキャン)。通算成績は12戦6勝となった。
レース後のコメント
1着 メイショウマシュウ 藤岡佑介騎手
「思ったより後ろの位置でしたが、終い切れると聞いていましたし、初めて馬を任せてもらったので、じっくりと乗りました。道中はフワフワした手応えでしたが、ハミを取ってからは素晴らしい伸びで、夢中で追いました。ゴールした瞬間は届いているかどうかわかりませんでしたが、よく差し切ってくれました。右手前での走りがいいので、左回りも合っていると思います」
沖芳夫調教師のコメント
「昔、調教助手をしていたときにオオシマスズランという馬がいたのですが、その牝系、ゆかりの血統で勝てたのでよかったです。前々走はゴール手前100mまで左手前、前走はゴールまですべて右手前で走っていたこともあり、まだまだ体質的に未完成なのですが、今日はうまく手前が替わって終いが生きました。もっと力をつけて、バランスがよくなればと思います。まだ年齢的に結果を出すチャンスはあります。今後は馬の様子を見て決めたいと思います」
2着 ガンジス 内田博幸騎手
「追い出しも早くしてはいないし、手応えの割にはジワジワとしか伸びませんでした。もうちょっと伸びてもいいと思いますし、実力もこんなものではないと思います。悔しいです」
3着 セイクリムズン 岩田康誠騎手
「前走は59.5キロで厳しいレースでした。今日は58キロでこのレースですから、まずまずではないでしょうか。もう少しでした」
5着 エーシンウェズン 蛯名正義騎手
「弾けそうでしたが、思ったほど弾けませんでした。ギアが上がらず、『あれっ?』という感じでした」
6着 テスタマッタ D.マクドノー騎手
「ゲートで後手を踏んで、後ろからの競馬になりました。道中かかる素振りはなく、控える形になりました。直線は外々を回ったのですが、伸び切れませんでした。59キロと休み明けがあったのかもしれません」
9着 ダノンカモン W.ビュイック騎手
「終始、作戦通りでした。道中はガンジスの後ろにつけられたのですが、3〜4コーナーにかけて前が塞がり、4コーナーでも行くところを探して、かなり脚を余してしまいました。前が開いていればもっとやれたと思いますし、非常に悔しいです。距離は1600mの方が良いと思います」
提供:ラジオNIKKEI