3年前の覇者が底力を発揮するか。
レッドスパーダが美浦坂路で小気味いい動きを披露した。僚馬で、ともに準オープンに在籍している
サトノエンペラーと
プランスデトワールを追いかける形。残り1Fからは自らハミを取って内から2頭にスーッと接近し、中
プランスと並入、外サトノには1馬身の先着を決めた。
4F52秒2-38秒3-12秒1。「前走の追い切りに乗ったときも“さすが”という雰囲気だったし、けさもそう。いい動き」と北村宏は好感触をつかむ。「長期休養明けを使って、無事に今回の一戦に臨めるのはいい」と、笑顔でうなずいた。
前走のニューイヤーS(4着)は1年2カ月ぶりの実戦。それでも抜群のスタートを決めてハナを奪うと、直線でも勝ち馬に並びかけられてからしぶとさを見せた。センスのいい走りは健在だ。「状態は上がっている途中。そのへんがどうかだが、前走よりはいい」と藤沢和師。粘り腰のアップが見込める今回、ちょうど3年ぶりのVをつかみたい。
提供:デイリースポーツ