2日、福山競馬場で第5回若駒賞(3歳・ダ1600m・1着賞金60万円)が行われ、好スタートを決めて先手を奪った佐原秀泰騎手騎乗の1番人気カイロス(牡3、福山・高本友芳厩舎)が、3コーナー手前から後続へのリードを広げに掛かるとゴールまでその脚衰えずに悠々と逃げ切り、2番手追走から粘り込んだ3番人気メイライト(牝3、福山・末広卓己厩舎)に4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分47秒4(良)。
さらに2.1/2馬身差の3着に、道中後方追走から徐々に前との差を詰めた2番人気イワミノキズナ(牡3、福山・高本友芳厩舎)が入った。
勝ったカイロスは、父サウスヴィグラス、母リープイヤー、その父Lomitasという血統。昨年10月の福山2歳優駿(ダ1250m)を無傷の7連勝で制した後は、交流重賞・兵庫ジュニアグランプリ(園田ダ1400m)で9着。地元に戻った暮れのヤングチャンピオン(1600m)では、イワミノキズナにゴール寸前で差されて2着。その後、年明けは前走ふきのとう特別(ダ1250m)で古馬を相手に完勝するなど、本調子を取り戻して挑んだここでマイル克服となる逃げ切りV。2度目の重賞制覇を完勝で飾って、通算10勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆カイロス(牡3)
父:サウスヴィグラス
母:リープイヤー
母父:Lomitas
厩舎:福山・高本友芳
通算成績:12戦10勝(重賞2勝)