東京芝で行われた新馬戦は、ディープ産駒2頭がワンツー(撮影:下野雄規)
netkeiba.com、競馬総合チャンネルのパドック予想でお馴染みの古澤秀和氏による、2日(土)の傾向分析です。明日の予想にお役立てください。
【東京芝】
・雨は殆ど降らず、引き続きパンパンの良馬場。1000万下の芝1600mは、スローの行った行ったとなって1分35秒1で決着。
・脚質や道中の位置取りは、全体的に内目が優勢。ただ、中距離以上を中心に、追込みに賭けても十分間に合う馬場。マイル以下になると、4角までの攻防が少ないぶんだけ前も残れる。
・3日目もディープインパクト産駒が絶好調。この事からも、切れ味型のサンデーサイレンス系が台頭しやすい馬場。
【東京ダート】
・パサパサの良馬場も、冬場のイメージに反して速い上がりが出る軽めの馬場質。今開催は外目の枠の好走が目立つ。マイル以上はそれが顕著。
・1300m、1400mは前々で運んだ馬がよく残る。マイル以上になると一転、外からの差しが頻繁に届くが、水準以上の速い脚はかならず必要。
・軽い質で切れ味が問われる馬場につき、サンデーサイレンスの血が非常に生きる。土曜のミスタープロスペクター系の好走馬は、殆どが差し脚質。
【京都芝】
・先週からBコースを使用。パトロールを見ると全体的にかなり外を回していて、外差しが決まりやすい馬場になってきた。
・前夜の雨が影響して朝は時計が掛かる傾向にあったが、天気が良く気温も高かったので徐々に乾いてきた。時計は若干掛かり気味だが、サンデーサイレンス系の軽い切れ味が生きる馬場に変化している。
【京都ダート】
・前夜の雨の影響もほとんどなく、京都らしくやや時計の速い良馬場。
・とにかく先行有利。あとは内でロスなく立ち回れる馬が狙いで、外を回す馬は割引が必要。
・軽いタイプ、パワータイプどちらでも上位に来られるちょうど良い馬場。
【中京芝】
・終日良馬場。ただ、夜から未明にかけて2.3ミリ程度の雨があり、これが影響してどの距離も先週より2〜3秒ほど要する。
・短距離を中心に、引き続き外差しの馬場。外枠も有利。荒れたインを通っても好走するのは、個体のスタミナ・パワー、血統などでその不利を乗り越えられる裏付けがある馬のみ。
・差し競馬が中心なので、好走血統はスタミナ・パワー型のサンデーサイレンス系が大半。他系統ではタフな馬場を苦にしない、グレイソヴリンやノーザンダンサー全般。
【中京ダ】
・終日良発表も、雨の影響を受けて実際は稍重に近い感じ。脚抜きのいい軽い馬場質。
・時計は強風の影響がなかった開幕週などに比べると、短距離で1〜1.5秒、中距離で2〜3秒ほどは高速化。明日も軽めの質のイメージでよさそう。これに反して、時計が戻っている場合は、乾き出していると考えていい。
・脚抜きが良くなった5日目は、内目を通った逃げ・先行、好位差しグループが一段と有利になっていた。
土曜日の傾向を踏まえた、日曜のオススメ穴馬は下記の通りです。
【日曜日のオススメ穴馬】
・東京11R 5番クラレント(馬場合いそう)
・東京12R 3番カレンジェニオ(馬場合いそう)
・京都1R 11番シュナップス(先行力魅力)
・京都2R 1番ラローザブル(内枠有利)
・京都7R 10番タイセイクリス(先行力魅力)
・京都8R 3番ゴッドフローラ(脚質有利)
・京都9R 2番ズンダモチ(枠順有利)
・京都10R 1番オールブランニュー(馬場合いそう)
・京都11R 7番アドマイヤドバイ(馬場合いそう)
・中京11R 14番エスカーダ(馬場合いそう)