無傷の2連勝でエルフィンSを制したトーセンソレイユ=京都競馬場
2番人気のトーセンソレイユ(牝、父ネオユニヴァース、栗東・池江)が異父兄ディープインパクトを彷彿させる切れ味で差し切り、牝馬クラシック候補へ堂々と名乗りを上げた。先行した新馬戦から一転して、じっくり構えて決め手を生かす形。直線で馬場の外めから末脚を伸ばすと、トップスピードに乗ったゴール前100mで内に進路を切り替えるロスをものともせず半馬身突き抜けた。勝ちタイムは1分35秒4。接戦の2着争いは1番人気のウインプリメーラに軍配。鼻差の3着に4番人気のグッドレインボーが入った。
ビュイックは「一瞬の脚はすごいし、重賞でも通用しますよ。フィジカルの面がついてくれば、すごい(馬になる)と思う」と絶賛した。池江師も「化け物ですね。完全な負けパターンでしたから」と目を丸くする。来週にも滋賀県のノーザンファームしがらきへ放牧に出る。「体が減っていますしね。折り合いもつくし、オークス(5月19日・東京)も狙える馬。場合によっては桜花賞に(4月7日・阪神)直行でもいい」と胸を躍らせていた。
提供:デイリースポーツ