6日、船橋競馬場で第49回報知グランプリC(4歳上・ダ1800m・1着賞金1000万円)が行われ、道中4番手のインコースを追走していた石崎駿騎手騎乗の7番人気スターシップ(牡9、船橋・出川克己厩舎)が、直線向いてじわじわと前との差を詰めてくると残り100mで先頭に立ち、中団追走から4コーナーで外からポジションを上げ、ゴール前は連れて追い込んだ1番人気シーズザゴールド(牡6、船橋・川島正行厩舎)との激しい叩き合いを制し、最後はハナ差だけ振り切って優勝した。勝ちタイムは1分54秒4(重)。

　さらに1.1/2馬身差の3着に、逃げて粘った4番人気ナイキマドリード(牡7、船橋・川島正行厩舎)が入った。

　なお、2番人気ガンマーバースト(牡6、船橋・出川克己厩舎)は、2番手追走から直線で脱落しての5着、3番人気アドマイヤシャトル(牡7、大井・渡辺和雄厩舎)は8着、2011年阪神大賞典の覇者・8番人気ナムラクレセント(牡8、浦和・冨田敏男厩舎)は、最下位14着に終わった。

　勝ったスターシップは、父クロフネ、母フラワーフェア、その父ジャッジアンジェルーチという血統。南関東への転入緒戦となった2012年1月の報知オールスターC(川崎2100m)で重賞初勝利を飾ったあとも、堅実な走りを見せて秋口のまで重賞で2着1回、3着2回と好成績。東京記念(大井2000m)以来、5か月ぶりの実戦となったここは主戦の石崎駿騎手がゴールまで完璧な手綱捌きを披露して、9歳冬にして嬉しい2度目の重賞制覇。通算8勝目となった。

【勝ち馬プロフィール】
◆スターシップ(牡9)
父：クロフネ
母：フラワーフェア
母父：ジャッジアンジェルーチ
厩舎：船橋・出川克己
通算成績:43戦8勝(JRA36戦6勝、重賞2勝)