テスタマッタ、フェブラリーS連覇へ向けCWで最終調整(撮影:井内利彰)
テスタマッタ(栗東・村山明厩舎)は500mの角馬場で十分に運動した後、CWコースの3コーナーから入場。1F20秒程度のキャンターで進めて、直線に向くと、馬がその気になって、少し行きたがるシーンもあったが、引っ掛かるようなところはなく、無難に進められた。
追い切り後は少し
テンションの高いような仕草も見せていたが、特に気になるようなほどではなく、レース前々日なら許容範囲の
テンション。しっかりと運動量もこなせた栗東での最終調整だったので、連覇へ向けて順調な仕上がりとなった。
ガンジス(栗東・矢作芳人厩舎)は2F時計を出すような調整。くの字になった軽いカーブを曲がったあたりでグーンと加速していくと、ゴールまでその勢いは止まらない。4F61.3〜3F43.1〜2F26.4〜1F12.1秒と数字通りの抜群の動き。13日の追い切りでは、少し物足りない印象を受けていたが、それは今朝の動きで完全に払拭された。
エスポワールシチー(栗東・安達昭夫厩舎)は開門直後の頭数多い時間帯を避けての坂路馬場でのキャンター。右ラチ沿いをゆったりとしたペースで進めていたが、後半2Fは少しペースを上げる形になり、進路を馬場の中央へ移動。前でキャンターをしていた馬を抜いてのゴール。4F61.7〜3F45.5〜2F29.5〜1F14.4秒という時計になったが「やる予定はなかったんですが、直前はこのくらいに時計になるのがいつものことなので」と安達昭夫調教師。
エーシンウェズン(栗東・野中賢二厩舎)はCWコースを半周してからの坂路馬場へ移動。雪が降って、前半の時間帯よりも重たくなった坂路を4F65.0〜3F47.0〜2F30.6〜1F15.3秒で登坂した。引っ掛かるような様子は全くなく、スムーズに駆け上がってこの時計なので、やはりこの馬の
パワーは相当。その後はゲートに移動して、駐立の練習。前走時よりその時間は短めに切り上げられている。(取材・写真:井内利彰)