サンカルロの弟、ヘルデンテノールが逃げたカフェリュウジンをきっちり交わし2勝目を挙げた/セントポーリア賞(撮影:下野雄規)
16日、東京競馬場でセントポーリア賞(3歳・500万・芝2000m)が行われ、レース序盤にスッと2番手へと取り付いて追走していた吉田豊騎手騎乗の1番人気
ヘルデンテノール(牡3、美浦・大久保洋吉厩舎)が絶好の手応えで4コーナーから直線へ。残り400mで気合を付けられると、直線半ばで逃げる9番人気
カフェリュウジン(牡3、美浦・松山康久厩舎)をきっちりと捕らえて、1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分0秒7(良)。
さらにクビ差の3着に、中団待機策からゴール前で差を詰めた5番人気
ミエノワンダー(牡3、美浦・国枝栄厩舎)が入った。
なお、2番人気
アドマイヤスピカ(牡3、栗東・松田博資厩舎)は7着、3番人気
インプロヴァイズ(牡3、美浦・堀宣行厩舎)は8着にそれぞれ見せ場なく敗れている。
勝った
ヘルデンテノールは、父ディープインパクト、母ディーバ、その父Crafty Prospectorという血統。半兄
サンカルロ(牡7、美浦・大久保洋吉厩舎)は、同じく吉田豊騎手とお馴染みのコンビで、2011年・12年高松宮記念2着や、阪神C連覇など重賞4勝。
11月17日の新馬戦(東京芝1800m)を完勝後は、ジュニアCで7着(2番人気)、500万下でメンバー中1番の末脚を見せての3着と、一戦ごとに順調に良化の兆しを見せていたが、ここは早目の2番手追走から器用に抜け出しての勝利。クラシック戦線進出へ向けても、貴重な2勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆
ヘルデンテノール(牡3)
騎手:吉田豊
厩舎:美浦・大久保洋吉
父:ディープインパクト
母:ディーバ
母父:Crafty Prospector
馬主:社台レースホース
生産者:社台コーポレーション白老
ファーム
通算成績:4戦2勝