現地時間16日、英・ニューマーケット競馬場で行われた英チャンピオンS(英G1、芝10f)は、R.ヒルズ騎手騎乗の6番人気ハーフド Haafhd(牡3、英・B.ヒルズ厩舎)が、コーリスト Choristに2.1/2馬身制し快勝した。勝ちタイムは2分06秒9(重)。さらに1馬身差の3着には愛チャンピオンS(愛G1)を制したアザムール Azamourが入った。今年のクイーンアンS、エクリプスS(共に英G1)を制しているリフューズトゥベンド Refuse to Bendは5着、単勝4倍の1番人気に支持されたキングジョージ6世&クイーンエリザベスDS(英G1)の勝ち馬ドワイエン Doyenは、勝ち馬から約12馬身差の7着に敗れた。
勝ったハーフドは、父Alhaarth、母は85年愛1000ギニーを制したAl Bahathri(その父Blushing Groom)という血統。半姉にハスバ Hasbah(牝17、父Kris、コロネーションS-英G1)、半兄にムニール Munir(牡6、父Indian Ridge、チャレンジS-英G2)がいる。昨年8月に行われたニューマーケット競馬場でのメイドン(未勝利)レース(芝6f)でデビュー戦を飾ると、続く準重賞を2歳レコード勝ち。その後、シャンペンS(英G2)、デューハーストS(英G1)ともに3着に惜敗するが、今季緒戦のクレイヴンS(英G3)を逃げ切り重賞初制覇。2番人気に推された英2000ギニー(英G1)も逃げ切りで制し、G1初制覇を飾る。前々走セントジェームスパレスSが4着、前走サセックスS(共にG1)では9着に敗れていた。初めてマイル以上の距離となった今回で、G1・2勝目を挙げた。通算成績9戦5勝(重賞3勝)。