道中は好位追走のサクラゴスペルが直線残り100mで抜け出し快勝。3連勝で重賞初制覇を飾った(撮影:下野雄規)
2日、中山競馬場で高松宮記念へ向けた東の前哨戦・オーシャンS(4歳上・GIII・芝1200m)が行われ、3番人気ハクサンムーン(牡4、栗東・西園正都厩舎)が前半3F33秒1で飛ばす展開の中、道中は4番手に位置した横山典弘騎手騎乗の2番人気サクラゴスペル(牡5、美浦・尾関知人厩舎)が4コーナーを手応えよく迎えると、直線に向いて残り100mで抜け出し、中団待機策から連れて外を追い上げた1番人気ダッシャーゴーゴー(牡6、栗東・安田隆行厩舎)の追撃を振り切って最後は1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒5(良)。
さらに1.1/4馬身差の3着に、後方待機策からゴール前で追い込んだ戸崎圭太騎手騎乗の7番人気ツルマルレオン(牡5、栗東・橋口弘次郎厩舎)が入った。4着は15番人気ポアゾンブラック(牡4、栗東・本田優厩舎)、5着は13番人気アフォード(牡5、栗東・北出成人厩舎)の順で確定。
なお、逃げたハクサンムーンは馬群に呑まれて9着に敗れている。
勝ったサクラゴスペルは、父サクラプレジデント、母サクラブルース、その父Cure the Bluesという血統。昨秋の準OP奥多摩S、前走・ラスピラズリSと2連勝で迎えた今回は、スプリント界の実力馬ダッシャーゴーゴーを抑え込んでみせて嬉しい重賞初制覇。昨年は9着に敗れた高松宮記念を前に、景気づけの通算7勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆サクラゴスペル(牡5)
騎手:横山典弘
厩舎:美浦・尾関知人
父:サクラプレジデント
母:サクラブルース
母父:Cure the Blues
馬主:さくらコマース
生産者:山田牧場
通算成績:15戦7勝(重賞1勝)