19日、国内では本年度最後のセールとなる北海市場「オータムセール」の2日目が静内で行われた。124頭(牡79頭、牝45頭)が上場され、うち33頭(牡25頭、牝8頭)が売却された。この日の売却総額は3億649万5000円、取引平均額は928万7272円だった。
最高価格はスペシャルウィーク産駒のマヤノゴージャスの2004(牡、母の父ブレイヴェストローマン)の2730万円で、ノースヒルズマネジメントによって落札された。同馬の半兄には01年ラジオたんぱ杯(G3)2着のマイネルバンガード(牡6、美浦・国枝栄厩舎、父コマンダーインチーフ)がいる。ほかの高額取引馬では、96年クイーンS(G3)を制したレインボークイーンの2004(牡、父ボストンハーバー、母の父リンドシェーバー)が“テイエム”の冠名で知られる竹園正継氏によって2268万円で、マヤノトップガン産駒の歓太(牡、母ハウリングサクセス、母の父ノーザンテースト)が杉岡時治氏に2100万円でそれぞれ落札された。また、00年の皐月賞(G1)、菊花賞(G1)勝ち馬で、03年に種牡馬入り直後に死亡したために、産駒が4頭(全て牝馬)しか残されていないエアシャカール産駒の瑞貴(牝、母ハシノジャクリーヌ、母の父ダンシングブレーヴ)は主取に終わった。
当歳のセールはこの日で終了となり、2日間で246頭(牡159頭、牝87頭)が上場され、65頭(牡46頭、牝19頭)が売却された。売り上げ総額は5億5671万円で平均価格は約856万円、売却率は26.4%という結果だった。売却率は昨年比で微減し、平均価格も約1割減だったものの、売却頭数が19頭増だったため売上総額は約1億円増となった。