22日、川崎競馬場で行われたロジータ記念(3歳、ダート2100m、1着賞金1600万円)は、的場文男騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝160円)アイチャンルック(牝3、大井・阪本一栄厩舎)が、好位追走から早めに抜け出し、後方から追い込んだ7番人気カネマサヴィーナスの追撃をハナ差凌いで優勝した。勝ちタイムは2分16秒1(稍重)。さらに4馬身差の3着には中団から徐々に進出した3番人気ゴールドファミリーが入った。
勝ったアイチャンルックは、父がジェネラス、母が90年エリザベス女王杯(G1)2着のトウショウアイ(その父トウショウボーイ)という血統で、半兄にはJRAで4勝をあげたアッパレイモン(牡8、高崎・金田一昌厩舎、父リアルシャダイ)がおり、牝系はレース名のロジータ(牝18、父ミルジョージ)と同じで、4代母ニューライトが共通している。これまで重賞戦線では2着2回、3着1回と勝ちきれない競馬が続いていたが、今回7度目の挑戦で重賞初制覇となった。通算成績11戦3勝。管理する阪本一栄調教師は同レース初制覇、鞍上の的場文男騎手は昨年のマルダイメグに続いての連覇となった。
なお、同レースは20日に実施予定であったが、大型で非常に強い台風23号の影響により延期となり、枠順再抽選の上、再レース扱いとなっていた。