ガルボが美浦Pで躍動した。抜群の気合乗りで鞍上をリード。5Fで2秒以上先行していた
マイネルバランシン(3歳500万下)を4角で容赦なく抜き去ると、直線も低い重心を保ったまま駆け抜けた。
 5F62秒2-34秒6-11秒6の猛時計に、清水英師は「動きはいつもいいよね」と笑顔でうなずく。「最近は調教で物見をするので加速目標を置いたんだけど、けさも抜け出してからは物見をしたみたい。まあ、それだけ余裕を持って走っているんだろう」と現在の体調の良さに胸を張った。
 前走のフェブラリーSは直線で失速し11着に敗れたが、当時はダート初挑戦。「2、3度経験していれば結果は違ったはず」と好位で運べた内容には悲観していない。昨年は57・5キロを背負ってV。「58キロも許容範囲」と粘り強い先行力で連覇を狙う。
 東京新聞杯10着以来の
ドナウブルーは、栗東坂路で単走。しまい重点に鋭い反応を返した。4F51秒2-37秒6-12秒4はこの日4番目に速いタイム。古川助手は「最近は馬場が重くてモタモタしていたが、きょうのような軽い馬場なら走るね」と動きの良さに満足げ。反撃へ向けて「ハンデは見込まれたが、スムーズな競馬で力を出せれば」と重賞ウイナーの底力に期待していた。
提供:デイリースポーツ