素質馬が集った一戦は11番人気の外国産馬アポロソニック(美浦・堀井)がまんまと逃げ切り、波乱の決着となった。ダッシュ良く先手を奪うと、ブービー人気の強みを生かしてマイペースの逃げ。手応えを十分に残して直線に向くと、上がり3Fを34秒6でまとめて後続の追い上げをシャットアウトした。勝ちタイムは2分16秒0。好位のインからじわじわと伸びた2番人気のマンインザムーンが1馬身1/4差の2着。さらに半馬身差の3着は10番人気のアメリカンドリームが入った。なお、1番人気のワープドライブは中団のまま10着に沈んだ。
「しまいの切れる馬が結構いたから前々で競馬をしようと思っていた。力を出し切れたね」と勝浦はしてやったりの表情。次戦にはダービーのトライアルを視野に入れるが「使ったばかりだし、オーナーと相談してから」と堀井師は明言を避けた。
提供:デイリースポーツ