4月11日(木)「東京スプリント(大井)〜ラブミーチャン、JRA勢を完封」ほか

2013年04月11日 18:07

●●東京スプリント(大井)〜ラブミーチャン、JRA勢を完封●●

 大井競馬場で行われた統一ダートグレード競走(Jpn3)第24回東京スプリント(1着賞金2700万円、ダート1200、16頭)は、序盤は5〜6番手を追走した笠松から遠征のラブミーチャン(笠松・柳江仁厩舎、戸崎圭太騎乗)が最後の直線で先頭に立って追い上げるJRA勢を振り切りそのまま1着でゴールを駆け抜けた。勝ち時計は1分11秒7。

 2分の1馬身差の2着にセイクリムズンが追い上げ、さらに1馬身差の3着にセレスハント、4着ティアップワイルド、5着トウショウカズンとJRA勢が続いた。

 勝ったラブミーチャンは父サウスヴィグラス、母ダッシングハニー(その父アサティス)という血統の牝6歳馬。通算成績は31戦15勝。兵庫ジュニアグランプリ、全日本2歳優駿、東京盃に続いて統一ダートグレード競走4勝目。獲得賞金は2億2290万円(うちJRAで700万円)となった。

 レース後の関係者のコメントは以下のとおり。

1着 ラブミーチャン

(戸崎圭太騎手)

「こういう馬に中央に移籍してから乗せていただけるというのは感激してますし、本当に嬉しいことです。(ラブミーチャンは)素晴らしい馬ですし頭が下がる思いです。(5〜6番手になったのは)先に行く馬が何頭もいたので、あまり出して行くよりは前を見ながらリズムを崩さないように行こうと思っていました。(4コーナーでは)ちょっと早いとは思ったんですけれど、ラブミーチャンのほうが自分から、もうそろそろいいよって言う感じで自分から走って行ってくれました。僕は本当に乗っているだけのレースでしたね。ずっと地方競馬を代表する馬でしたし、こういう勝ち方をできて、また更にこれから楽しみかと思います。」

(オーナーの小林祥晃さん)

「調子はいい頃の感じではなかったけれど、コースが合うのでしょうね。この子が中央の馬をやっつけてくれるのかが今の楽しみです。まだ、爆発力があるし、もうひとつ大きなことをしてくれそうです。ドバイに行きたいですね。」

(柳江仁調教師)

「馬房を出てからどれだけ短い時間でレースを使うのかが課題だと思っていました。今日はできるだけ遅く笠松を出て3時半に大井に着いてレースを迎えました。それでも今日は東京盃ほど自信はありませんでした。戸崎騎手がよくカバーしてくれました。」

2着 セイクリムズン(岩田康誠騎手)

「3コーナー過ぎまでは良かったですが、ラブミーチャンが行った時に着いていけませんでした。今は1400〜1600の方がいいかもしれません。よくなってきているし、まだまだ力はあります。」

5着 トウショウカズン(川田将雅騎手)

「いつも中央の1400メートルで芝スタートですが、今日はダートのスタートで滑ってしまいました。それが全てです。」

(取材:舩山陽司)



●●笹川翼騎手(大井)3戦目で初勝利●●



9日(火)の大井競馬第1レース(3歳150万円以下、1200m、14頭立て)で、笹川翼騎手(米田英世厩舎所属)はアンルヴェプルミエ(8番人気)に騎乗し、デビュー後3戦目で初勝利を飾った。

 ■笹川 翼(ささがわ つばさ)騎手プロフィール

騎手免許取得日:平成25年3月31日

所属厩舎:米田英世厩舎

生年月日:平成6年7月17日

出身地:新潟県

星座:かに座

身長・体重・血液型:163 cm、46 kg、A型

趣味:釣り、スポーツ観戦

好きなスポーツ:サッカー

好きな食べ物:祖母が作る卵焼き

好きな言葉:「努力は人を裏切らない」

目標とする騎手:真島大輔騎手

騎手を志した動機:祖父が馬に乗っている姿を見て、物心がついたときには、騎手を目指していた。

思い出に残る名馬:サイレンススズカ、セイウンスカイ

騎手服:黄、右赤たすき

通算成績:3戦1勝 2着1回(平成25年4月9日第1レース終了時点)

(東京シティ競馬公式ホームページによる)



●●國分祐仁騎手(浦和)所属厩舎を変更●●

 浦和競馬場の國分祐仁(こくぶん ゆうと)騎手は、9日(火)付けで所属厩舎を変更することになった。

旧所属 小久保 智厩舎

   ↓

新所属 小嶋 一郎厩舎

(浦和競馬公式ホームページによる)



●●新人女性騎手 木之前葵騎手デビュー●●

名古屋競馬では、今月『木之前葵騎手』がデビューする。

木之前騎手は、栃木県那須塩原市にある地方競馬教養センターの第91期騎手候補生として2年間の厳しい養成課程を修了、平成25年3月31日付けで騎手免許を取得、4月から騎乗する。

名古屋競馬に新人騎手がデビューするのは、平成23年4月に丸山真一騎手がデビューして以来2年ぶり。女性騎手のデビューは、山本茜騎手以来7年ぶりとなる。

これで名古屋競馬所属騎手は23名となり、現役女性騎手は、全国で7人(平地競走6名、ばんえい1名)となった。

なお、ファンの皆様への「木之前葵騎手」の紹介は、平成25年度の第2階名古屋競馬の初日

4月15日(月)の第4レース終了後に、紹介セレモニーを行う予定。

1 新人騎手の紹介セレモニーについて

日時:平成25年4月15日(月)

第2回名古屋けいば ダイヤモンドシリーズ

1日目 第4レース終了後(午後1時05分)

場所:名古屋競馬場ウィナーズサークル(東スタンド正面)

内容:プロフィール紹介、インタビュー、記念品贈呈など(少雨決行)

2 プロフィール

 氏名:木之前 葵(きのまえ あおい)

 所属厩舎:錦見勇夫厩舎

 生年月日:1993年(平成5年)7月10日(19歳)

 血液型:O型

 身長・体重:149cm・48kg

 趣味:映画鑑賞

 出身地:宮崎県北諸県郡三股町

 目標とする騎手:宮下 瞳 騎手

 心に残る馬:シントウメイ(名古屋競馬所属 通算成績8戦1勝)

 騎手を志した動機:小学校6年生で宮崎育成牧場の少年団に入り、調教や日曜日に競馬を見る機会があって、騎手を目指すようになった。

 自己PR:持ち前の明るさで乗り越えていきます。宮下瞳騎手の600勝を超えることが目標です。

 服色:胴青・赤一本輪白ハート散らし、袖赤・白一本輪

 好きな戦法:先行

 騎手養成学校の教官から一言:明るく穏やかな性格ですが、プロ意識に対する甘さがありもう一歩のところにいます。女性騎手特有のやわらかな騎乗ができるのでそれを伸ばすよう今後の努力が必要です。

(名古屋けいばオフィシャルサイトによる)



●●各地のJRA交流レースの結果●●

・9日(火)に大井競馬場で行われた3歳限定のJRA交流フォーチュネイトアネモネ特別(第8レース・1800m・10頭立て)は、前半は最後方だった1番人気JRAのウエストソング(戸崎圭太騎手)が向正面から徐々に動き出し、最後の直線では5馬身差の快勝。初勝利を挙げた。勝ちタイムは1分56秒7だった。アンブライドルズソング産駒のウエストソングは、通算成績を5戦1勝とした。

・10日(水)に大井競馬場で行われたJRA交流アーバンステージ卯月賞(第10レース・1800m・11頭立て)は、道中3番手追走の地元大井アベニンプレジャー(坂井英光騎手)が3コーナーで先頭集団に並びかけ、ゴール前で6馬身突きはなす圧勝。人気に応え、前走に続き連勝となった。勝ちタイムは1分55秒1。父がリンカーンのアベニンプレジャーは通算成績を21戦8勝とした。

・10日(水)に笠松競馬場で行われた3歳限定のJRA交流八重桜賞(第8レース・1400m・10頭立て)は、序盤で4番手を追走したJRAのアグネスチャンス(岡部誠騎手)が徐々に前に進出し、1馬身1/2差凌いで初勝利。勝ちタイムは1分29秒0だった。アグネスタキオン産駒アグネスチャンスの通算成績は8戦1勝となった。

・11日(木)に笠松競馬場で行われたJRA交流臥龍桜特別(第9レース・1400m・10頭立て)は、1番人気のエーシンクルゼ(和田竜二騎手)が3番手から徐々に動き、4コーナーでは先頭、後続を3馬身離す快勝だった。勝ちタイムは1分26秒4。エーシンクルゼはクロフネ産駒。去年3月以来の久々の勝利で、通算成績を11戦2勝とした。

提供:ラジオNIKKEI

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