外国馬ブラックステアマウンテン、ガラリ一変で日本馬を一蹴/中山グランドジャンプ

2013年04月13日 17:35

ブラックステアマウンテンが、最後の障害でシゲルジュウヤクを振り切り、ゴールまでその脚衰えずに優勝(撮影:下野雄規)

 13日、中山競馬場で中山グランドジャンプ(4歳上・JGI・4250m)が行われ、道中は先行集団を見る形で障害をクリアしていたR.ウォルシュ騎手騎乗の8番人気ブラックステアマウンテン(セン8、愛・W.マリンズ厩舎)が、3〜4コーナーで先頭を走る3番人気シゲルジュウヤク(牡5、栗東・西橋豊治厩舎)に一完歩毎に差を詰めると、直線に向いて最終障害を飛越しながら先頭に立ち、ゴールまでその脚衰えずに後続を振り切り、2着以下に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは4分50秒5(良)。

 2着には、ゴール前で追い込んだ2番人気リキアイクロフネ(牡6、美浦・田中剛厩舎)が入り、さらに1.1/4馬身差の3着にシゲルジュウヤクが入った。

 なお、1番人気バアゼルリバー(牡7、栗東・松田博資厩舎)は6着。また、2番カピターノ(牡9、美浦・粕谷昌央厩舎)、10番ゴールデンガッツ(牡8、栗東・加用正厩舎)、11番メルシーモンサン(牡8、栗東・武宏平厩舎)は、残念ながらレース途中で競走を中止している。

 勝ったブラックステアマウンテンは、父Imperial Ballet、母Sixhills、その父Sabrehillという血統で、アイルランドからグランドジャンプを目指して遠征してきた外国馬。日本での初戦となった、前走・ペガサスジャンプSでは、勝ち馬リキアイクロフネから3.7秒離された9着に敗れていたが、本番ではガラリ一変のレースを披露。このレース、2002年のセントスティーヴン、2005年〜2007年で3連覇を果たしたカラジに次いで3頭目となる、外国調教馬によるVを決めた。

【勝ち馬プロフィール】
◆ブラックステアマウンテン(セン8)
騎手:R.ウォルシュ
厩舎:愛・W.マリンズ
父:Imperial Ballet
母:Sixhills
母父:Sabrehill
馬主:S.リッチー
生産者:MrsJ.M.Mullins
通算成績:30勝11勝

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