31日、京都競馬場で行われた1R・2歳未勝利(芝1400m)は、武幸四郎騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝170円)マルブツブリザード(牡2、栗東・加用正厩舎)が、好スタートから先頭に立つと直線では後続を突き放し逃げ切り圧勝した。勝ちタイムは1分22秒5(稍重)。8馬身差の2着には後方から追い込んだ10番人気スリーレディが、さらに3/4馬身差の3着に好位からレースを進めた5番人気ワンズカードが入った。
勝ったマルブツブリザードは、父ブライアンズタイム、母シフォンケーキ(その父サクラバクシンオー)という血統で、牝系はウイニングチケット(牡14、父トニービン、日本ダービー-G1)、ロイヤルタッチ(牡11、父サンデーサイレンス、きさらぎ賞-G3)らと同じ。8月22日のデビュー戦(札幌・芝1800m)は2.9秒差の11着に敗れ、その後は2戦連続で2着しており、4戦目での勝ち上がりとなった。通算成績は4戦1勝。ブライアンズタイム産駒は今年のJRA・2歳戦で4頭目の勝ち上がり。
2R・2歳未勝利(芝1800m)は、佐藤哲三騎手騎乗の3番人気ノーヴァーチャル(牡2、栗東・佐々木晶三厩舎)が、中団追走から直線馬群を割って抜け出すと、外から追い込んだ1番人気ミステリーゲストをハナ差競り落として優勝した。勝ちタイム1分50秒2(稍重)。さらに1.3/4馬身差の3着に2番人気のホッコーパドゥシャが入った。
勝ったノーヴァーチャルは、父が新種牡馬キングヘイロー、母ノーテリング(その父Private Account)という血統で、牝系には種牡馬Seeking the Gold(父Mr.Prospector)がいる。17日のデビュー戦(京都・芝1600m)は5着に敗れており、2戦目での勝ち上がりとなった。通算成績2戦1勝。キングヘイロー産駒は、今年のJRA2歳戦7頭目の勝ち上がり。