オールザットジャズが人気に応えレース連覇/福島牝馬S

2013年04月21日 12:00

 「第10回福島牝馬S・GIII」(芝1800m)は20日、福島11Rに15頭で争われ、C・デムーロ騎乗のオールザットジャズ(栗東・角居)が1番人気に応えて連覇を飾った。スピードリッパーが大逃げを打つ速い流れを、中団馬群でしっかりと折り合って追走。勝負どころをスムーズにさばいて直線半ばで抜け出すと、外から強襲した3番人気のマイネイサベル(2着)を首差で振り切ってゴールした。勝ちタイムは1分46秒4。さらに首差の3着には10番人気のピュアブリーゼが入った。JRA全場重賞制覇の期待がかかった福永騎乗のアロマティコ(2番人気)は、マイネイサベルに直線で寄られる不利もあって4着に終わった。

 「外に出すチャンスがなかったが、内があいたのが見えた。抜け出せて良かった」とC・デムーロはうなずく。「3回乗って2回勝っているカワイイ馬。ありがとうと言いたい」と、勝ち星が伸びるに連れて日本語の会話力も進化している。

 内田博、蛯名、福永…東西の名手が顔をそろえたなか、初めて乗った福島競馬場で非凡な才能をアピールした20歳は、角居師をさしおいて次戦に言及するリップサービスも。「ヴィクトリアマイル(5月12日・東京、芝1600m)に行くことになるが、状態がいいので楽しみだ」。

 取り囲んだ記者に水を向けられた角居師は「ちょっと距離が短い感じもするけど。ジョッキー?乗ってもらえるならこのまま」と苦笑いしながら続投宣言だ。春競馬を席巻するデムーロ兄弟旋風が福島にも吹き荒れて、夢が府中につながった。

提供:デイリースポーツ

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