3日、大井競馬場で行われたJBCスプリント(3歳上、交流G1・ダート1200m、1着賞金8000万円)は、武豊騎手騎乗の1番人気マイネルセレクト(牡5、栗東・中村均厩舎)が、好位追走から早めに抜け出すと、同じく好位から追い込んだ2番人気アグネスウイングに2.1/2馬身差を付けて優勝した。勝ちタイムは1分10秒6(稍重)。さらにアタマ差の3着には内をついた4番人気サニングデールが入り、3番人気に支持されたヒカリジルコニアはスタートで大きく出遅れて7着に敗れた。
勝ったマイネルセレクトは、父フォーティナイナー、母ウメノアスコット(その父ラッキーソブリン)という血統で、祖母はエリザベス女王杯を制したハギノトップレディ。01年10月のデビュー戦(福島・ダート1000m)をいきなり6馬身差で圧勝。その後長期休養を挟みながら2勝を挙げ、北陸S、BSN賞(共にOP)と連勝して臨んだ03年シリウスS(G3)で重賞初制覇。続くJBCスプリント(交流G1)ではサウスヴィグラスの2着に惜敗したものの、翌年1月のガーネットS(G3)を制し重賞2勝目を挙げる。3月にはドバイゴールデンシャヒーン(首G1)に出走したが、5着に敗退。ドバイ遠征以来となったさきたま杯(交流G3)も6着に敗れるが、前走東京盃(交流G2)では2着に1.1/2馬身差を付けて快勝、重賞3勝目を挙げていた。通算成績16戦9勝(うち重賞4勝)。鞍上の武豊騎手、管理する中村均調教師共にJBCスプリント初勝利となった。