5月5日(日)に東京競馬場で行われるNHKマイルC(GI・芝1600m)に出走予定の
ゴットフリート(牡3・斎藤誠厩舎)、
ガイヤースヴェルト(牡3・斎藤誠厩舎)、
インパルスヒーロー(牡3・国枝栄厩舎)、
マイネルホウオウ(牡3・畠山吉宏厩舎)、
モグモグパクパク(牡3・高橋祥泰厩舎)、
サトノネプチューン(牡3・堀宣行厩舎)の1週前情報。
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ゴットフリートと
ガイヤースヴェルトを管理する斎藤誠調教師。
「1頭馬を前に置いて、
ゴットフリート、
ガイヤースヴェルトと直線に入る前は縦列で進み、直線では
ガイヤースヴェルトが内から抜け出し先着しました。
ゴットフリートはあまり調教駆けするタイプではありませんし、前走で他馬と接触するきつい競馬をしているので、馬が横に来ても大丈夫かを確認するために併せ馬で追い切りをしました。
ガイヤースヴェルトは、太くなるのが心配なので、1週前ということもあり、しっかりと追って最後は抜け出す追い切りでした。
ゴットフリートの前走(ニュージーランドT・GII・芝1600m・9着)は、ゲートで待たされている時にモゾモゾしていた時にスタートを切られ、躓いてしまいましたし、先ほども言ったように道中で他馬とぶつかるなど、厳しい競馬になりましたから、あの敗戦は度外視して良いと思います。ここに来て、大人になりズルさも出てきましたので、今週は一杯に追いましたが、まだ足りない感じがしますので、その分、来週もしっかりやりたいですね。今週は、この馬の良い時を知っている元気(丸山)に乗ってもらいましたが、最終追い切りも、動きを確認してもらうために元気が騎乗する予定です。本番では、新潟で勝った時のような競馬ができれば良いと思います。
ガイヤースヴェルトは、元々、攻め馬は動きますし、今週もス
トライドが大きく豪快でしたね。以前乗ったジョッキーは、ダートが良いと言っていましたが、その時はまだ体ができていなかったからだと思います」
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インパルスヒーローについて、国枝栄調教師。
「今週は南Aコース乗ってから坂路で追い切りました。古馬を前に置いて終いは併入の形でしたが、時計も良かったですし、中身の濃い調教でした。来週もサッとやればと思っています。前走のファルコンS(GIII・芝1400m・1着)の時は、中京の馬場は追い込みも有利でしたし、あの位置取りで良かったかなと思っています。乗り役もうまく我慢して直線ではこじあけて伸びてきましたし、良い競馬でしたね。それに中京は左回りですから、うまくこのレースにつながってくれたと思いますね。
若馬なので、トモなど疲れが出やすいところもあって、そういう意味では間隔を開けて使って、その都度、結果を出してくれているので理想的ですね。非常に乗りやすく、慌てるところもないですし、終いもしっかりしていますので、競馬で力を発揮できるタイプの馬です。普段も大人しく、扱いやすくて我儘な面もありません。顔も綺麗ですよ。コロッとしていてマイラー体型という感じがしますね。折り合いに注文がつく馬ではないので、距離が1600になっても問題ないでしょう。柔らかさがありますので、クロフネ産駒ですが、芝でも大丈夫なのだと思います」
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マイネルホウオウについて、追い切りにも騎乗した柴田大知騎手。
「前走(ニュージーランドT・7着)は、ゲートを出なかったのもありますが、前に進んでいきませんでした。道中もかかるところが1つもなかったですね。ス
プリングSの時は、仕掛けたらグーンと来る感じがあったのですが、前走は反応も今ひとつでした。今日(4/25)は、坂路で併せ馬で目一杯に行きました。今日は馬場が悪いこともあり、手が結構動きましたが、前走のレース振りや、今日の追い切りの感じからすると、重い馬場が得意ではないのかもしれないですね。
昨年の東スポ杯2歳S(GIII・芝1800m・8着)の時は、
テンションが高くてムキになって走っていましたが、あの時より、馬もドッシリしてきましたし、気持ちも落ち着いています。馬体も大きくなって、しっかりとしてきましたよ。相手は強くなりますが、良馬場で1600mならもっとやれると思います」
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モグモグパクパクについて、高橋祥泰調教師。
「前走のニュージーランドT(6着)は、わりとうまくスタートも出てくれて、向こう正面では良い位置取りでレースを進めていましたが、途中、早めに動いた馬がいたり、4コーナーでもごちゃついてスムーズさを欠く競馬になってしまいました。
パトロールフィルムを北村(宏)騎手と見ながら、もう少しこの馬を信頼して勝ちに行く競馬をしても良かったかなと反省をしました。
レース後は、この春2回使ったこともあって疲れが残りましたが、先週の土曜日あたりからグッと良くなってきました。今週は時計的には遅かったですが、馬にもやる気があり、良い感じでしたね。東京のマイルは特殊ですが、ここ2戦、1400m、1600mを使ってきて、距離は大丈夫だと思っています」
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サトノネプチューンについて、堀宣行の橋本篤典調教助手。
「前走の皐月賞(GI・芝2000m・14着)後は、飼葉食いが落ちましたが、今は戻りつつあります。昨日の時点で495キロでしたから、もう少し戻ってくれればベストですね。今回は中2週での競馬になりますので、1週前は週中にはやらずに、今週末から時計を出す予定です」(取材・写真:佐々木祥恵)