武豊騎手騎乗のティーハーフが直線で持ち前の末脚を繰り出して一気の差し切り勝ち。
12日、京都競馬場で葵S(3歳・OP・芝1200m)が行われ、道中は後方2番手に待機していた武豊騎手騎乗の1番人気ティーハーフ(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)が、楽な手応えのまま直線に向いてくると持ち前の末脚が一気に炸裂。好位追走から抜け出しを図って2着に残した14番人気カゼニタツライオン(牡3、栗東・音無秀孝厩舎)など、横に広がった争いをゴール前でティーハーフがまとめて差し切り、2着以下にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分8秒7(良)。
カゼニタツライオンからハナ差の3着に、中団待機策から直線に向いてで脚を伸ばした2番人気プレイズエターナル(牡3、栗東・安田隆行厩舎)が入った。なお、3番人気ヴァンフレーシュ(牝3、美浦・高橋文雅厩舎)はゴール前での伸び脚を欠き、5着に敗れている。
勝ったティーハーフは、父ストーミングホーム、母ビールジャント、その父Green Desertという血統。昨年11月に同じコースの500万を快勝し、朝日杯FSでも5着と好走。今回も含め、今年に入ってからの4走は上位人気に推されながらも末脚不発が続いていたが、ここはゴール前で大外から豪快に突き抜けてみせて、待望の3勝目を挙げた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ティーハーフ(牡3)
騎手:武豊
厩舎:栗東・西浦勝一
父:ストーミングホーム
母:ビールジャント
母父:Green Desert
馬主:H.H.シェイク・モハメド
生産者:ダーレー・ジャパン・ファーム
通算成績:10勝3勝