バネがあって良いフットワークと陣営が期待を寄せるボーンレジェンド(撮影:佐々木祥恵)
6月1日(土)の東京5R、芝1400mでデビュー予定のデスティニーラブ(牝2/父アグネスデジタル)について、斎藤誠厩舎の鈴木調教助手。
「兄のウインラヴェリテ(牡3/父グラスワンダー)も、ウチの厩舎にいるんですよ。妹はいかにも新馬向きの、前向きな気性をしています。430キロくらいで小柄ですが、小気味いいスピードを持っていますので、1400mの条件はピッタリだと思います」
同じレースでデビューするドリスバローズ(牝2/父ハーツクライ)について、管理する牧光二調教師。
「順調に来ています。今週もある程度の時計が出ましたし、追い切りに乗った戸崎騎手は、前向きで良いというコメントでした。一生懸命走ってくれますし、ジョッキーが言っていたように前向きですね。素直さもあって良い子ですよ。頑張ってほしいです」
6月2日(日)の東京5R、芝1600mでデビュー予定のモントボーゲン(牝2/父ゼンノロブロイ)は、アニメイトバイオ(牝/2010年ローズS優勝)の全妹。管理する牧光二調教師のコメント。
「こちらに入厩後も、何事もなく順調に来ています。馬体のバランスも良く、スピードもあって良い馬ですよ。女の子のわりにはさほどイレ込むこともなくて、頭が良い馬だと思います。いい感じにはピリッとしたところもありますが、それで手こずるということはないですね。調教後もイライラしないですし、切り替えもうまいです。そんなに速い時計は出ていないですが、順調に毎週追い切りをこなしています。将来のある馬ですし、まずは無事にレースに送り出したいですね」
同じレースでデビューするボーンレジェンド(牝2/父サクラバクシンオー)は、姉に2008年の秋華賞3着などオープンで活躍したプロヴィナージュ(牝/父フレンチデピュティ、1歳上の兄に昨年の札幌2歳Sで3着のエデンロック(牡2/父フレンチデピュティ)いる。田島俊明厩舎の宮田調教助手のコメント。
「ゲートもすんなりとクリアしています。気が良いタイプで、新馬向きですね。バネがあって良いフットワークをしています。ハミを正しい位置で受けられないところもありましたが、戸崎騎手によると1週ごとにそれも改善されてきて、前でちゃんとハミを取れるようになってきたということです。角馬場ではムキになる面も見せますが、コースに出るとそのようなところはないですね。兄弟もうるさいと聞いていますが、燃えるところがあった方が良い結果が出ているようです。サクラバクシンオー産駒ですから、将来的にはもう少し短い距離の方がが良くなるかもしれませんが、初戦ですし、1600mなら慌てないで競馬ができて良いのではないかと思います。あとは終いでピュッと反応できれば良いですね」(取材・写真:佐々木祥恵)