3日、盛岡競馬場で第33回岩手ダービー・ダイヤモンドC(3歳・ダ2000m・1着賞金500万円)が行われ、好スタートを決めて道中は3番手を追走していた高松亮騎手騎乗の4番人気ヴイゼロワン(牡3、岩手・千葉幸喜厩舎)が、3コーナーで押して先頭へと並びかけると直線に向いて抜け出し、中団待機策から4コーナーで2番手まで浮上した1番人気ハカタドンタク(牡3、岩手・板垣吉則厩舎)とのマッチレースを制して、最後は1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分12秒7(良)。
さらに4馬身差の3着に8番人気テンショウリバイヴ(牡3、岩手・畠山信一厩舎)が入った。なお、2番人気ヴェルシュナイダー(牡3、岩手・菅原勲厩舎)は5着、3番人気ハワイアンリゾート(牡3、岩手・板垣吉則厩舎)は9着にそれぞれ敗れている。
勝ったヴイゼロワンは、父ダイタクリーヴァ、母ファイヤーチェリー、その父Horse Chestnutという血統。昨年7月に道営所属でデビューし、9月までに1勝。休養を挟んで前走・気仙川レース(盛岡1600m)から岩手所属としてその初戦を快勝して臨んだ当地の大一番は、勝負所から押して押して進出し、強気の4角先頭。自身の上がり3F・42秒3の数字が示すようにスタミナ勝負へと自ら持ち込み、圧倒的人気を集めたハカタドンタクの猛追を退けて第33代目の岩手ダービー馬の座を射止めた。
【勝ち馬プロフィール】
◆ヴイゼロワン(牡3)
騎手:高松亮
厩舎:岩手・千葉幸喜
父:ダイタクリーヴァ
母:ファイヤーチェリー
母父:Horse Chestnut
馬主:大久保和夫
生産者:新生ファーム
通算成績:6戦3勝(重賞1勝)