納得の仕上がりだ。中日新聞杯8着以来、3か月ぶりに復帰するジャスタウェイが栗東坂路で完璧なリハ。僚馬のラトルスネーク(5歳1000万下)ときっちり併入を果たし、立て直した効果をストレートに伝えた。
「最高、十分や!」。見守った須貝師は、坂路スタンドで思わず声を張り上げた。4F55秒8-40秒7-12秒9とタイム自体は平凡だが、馬体に厚みが出て、走りに力強さが加わった印象。「輸送もあるし、今の暑さを考えればこれで十分。以前までのジャスタとは違う。明らかにパワーアップしている」と期待通りの動きに目を細めた。
昨年のNHKマイルC6着以来、久々に騎乗した福永も確かな成長を感じた様子。「以前はトモが甘くて頼りなかったが、だいぶ実が入ってきた。体重が増えていても太め感はない。しっかりとしてきた」。東京芝1800mは昨年の毎日王冠で2着。舞台設定も望むところだ。「ぴったりだと思う。相手はそろったけど、秋をいろいろと占う意味でも試金石の一戦になるね」。厩舎期待の素質馬が開花のときを迎えた。
重賞初制覇へ機は熟した。リルダヴァルは栗東坂路で4F53秒1-38秒6-12秒8。スナップの利いた走りでフューチャステップ(3歳500万下)をあおった内容は褒められていい。「前走と変わらず、調子はいいと思う。若さが抜けてきている。あまり先行馬がいないので競馬もしやすそう」とウィリアムズ。前走の都大路Sを快勝したあとも順調そのものだ。
提供:デイリースポーツ