ファイナルフォームは戸崎圭を背に美浦Wで好気配をアピール
巻き返しに向けて態勢は整った。ファイナルフォームは美浦Wでダブルアクセル(3歳未勝利)を10馬身近く追走。4コーナーで前にいた他厩舎の馬が進路を阻む誤算はあったが、直線に向くと一気の伸び。ゴールではパートナーと併入し、4F52秒7-37秒9-13秒0をマークした。
手綱を取った戸崎圭は「他馬がいて少し置かれてしまったが、スピードに乗ってからの反応が良かった。1年ぶりに騎乗したが、精神的な成長を感じる。力を感じさせる走りでした」とにっこり。橋本助手も「一度使ってからしっかり乗り込んだ分、仕上がり自体は本当にいい」と出来の良さに胸を張る。
今回はハミ受けを改善するため、調教の段階からクロス鼻革を装着している。「この中間はクロス鼻革を着けたことで制御力がアップした。もうハミが抜けることはないと思う。それだけの効果はある」と橋本助手。戸崎圭も「前走はハミを取らなかったと聞いていたが、きょうはしっかりハミを取っていた」と効果ありの口ぶりだ。
東京コースはこれまで3戦して[1110]と相性がいい。「イメージ的には直線の長い方が走りそう。調教の感触も良かったので楽しみな一戦」。鞍上はJRA移籍後、初の重賞制覇を目指して、先頭でゴールを駆け抜ける構えだ。
提供:デイリースポーツ