8日、盛岡競馬場で第16回かきつばた賞(3歳上・芝2400m・1着賞金150万円)が行われ、道中は5番手あたりを追走していた南郷家全騎手騎乗の2番人気コスモプランタン(牡4、岩手・佐々木由則厩舎)が4コーナーで先頭に並びかけると直線に向いて抜け出し、後方追走からゴール前で脚を伸ばした5番人気ヒビケジンダイコ(牡7、岩手・板垣吉則厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分30秒5(良)。
さらに4馬身差の3着に、2番手を追走して粘り込んだ1番人気メスナー(牡8、岩手・菅原勲厩舎)が入った。なお、3番人気シルクドルフィン(牡7、岩手・千葉幸喜厩舎)は5着に敗れている。
勝ったコスモプランタンは、父ジャングルポケット、母リスペクトライン、その父コマンダーインチーフという血統。2011年の10月にJRAでデビューし、翌年秋の未勝利戦まで芝中距離で16戦するも勝ち星には恵まれず。この春からは岩手に転厩して3戦目で初勝利を挙げていたが、当地の芝レースで見事に抜け出し、通算2勝目を嬉しい重賞制覇で飾った。
【勝ち馬プロフィール】
◆コスモプランタン(牡4)
騎手:南郷家全
厩舎:岩手・佐々木由則
父:ジャングルポケット
母:リスペクトライン
母父:コマンダーインチーフ
馬主:谷謙介
生産者:杵臼斉藤牧場
通算成績:21戦2勝(JRA16戦0勝、重賞1勝)