19日、社台スタリオンステーションで繋養されていた95年日本ダービー(G1)馬タヤスツヨシ(牡12、父サンデーサイレンス)と、96年日本ダービー馬フサイチコンコルド(牡11、父Caerleon)が、揃って門別・ブリーダーズスタリオンステーションに移動した。
タヤスツヨシは、01年ユニコーンS(G3)を制したナスダックパワー、03年マーキュリーC(交流G3)を制したディーエスサンダー、7日のアルゼンチン共和国杯(G2)で2着に好走したテンジンムサシ(牡3、美浦・矢野照正厩舎)などを輩出。00年からオーストラリアでシャトル供用され、4日に豪・フレミントン競馬場で行われたヴィクトリアオークス(豪G1)では、ホロービュレット Hollow Bullet(牝3、豪・J.マカドール厩舎)が、タヤスツヨシ産駒では初の海外G1制覇を達成し、サンデーサイレンスの孫としては、初の海外G1制覇を飾っている。
フサイチコンコルドは、初年度産駒から02年新潟2歳S(G3)を制し、03年毎日王冠、02年弥生賞、セントライト記念(全てG2)など重賞4勝のバランスオブゲーム(牡5、美浦・宗像義忠厩舎)を輩出。さらに03年チューリップ賞、03、04年クイーンS、04年府中牝馬S(全てG3)を制し、14日のエリザベス女王杯(G1)で2着に入ったオースミハルカ(牝4、栗東・安藤正敏厩舎)、02年京王杯2歳S(G2)を制したブルーコンコルド(牡4、栗東・服部利之厩舎)などを輩出している。