成長分で体が増えたチャーリーブレイヴ(撮影:佐々木祥恵)
ユニコーンS(3歳OP・GIII・ダ1600m)に出走予定のチャーリーブレイヴ(牡3・尾関知人厩舎)、ヴァンフレーシュ(牝3・高橋文雅厩舎)、タッチザターゲット(牡3・田村康仁厩舎)について、陣営に取材した。
未勝利、500万下、ヒヤシンスS(3歳OPダ1600m)と3連勝中のチャーリーブレイヴについて、尾関知人調教師。
「今日(6/12)の追い切りは、ある程度強めにしっかりとやりました。休み明けということもあり、乗った感じも見た目もそうですが、終いも少しモタモタしていました。先週はこれくらいの体で良いかなと思っていましたが、週明けて若干体が立派に映ったので、そのあたりも影響しているのかなと思います。体が増えたのは、成長分もありますけどね。ただ水準の時計が出ていますし、今日の一追いで仕上がってくれればと思います。
2走前に500万(ダ1600m)を勝った時も間隔が開いていましたが、あの当時はビシッとやらなければ気が入らないという感じでしたが、今回はさほどビシッとやらなくても動けていますし、走る気になってきています。普段は無駄なことをしませんし、乗りやすくてパワフルな走りをする馬です。いざエンジンがかかった時の加速力は目を見張るものがありますね。前半、もう少し楽に中団につけられれば、レース振りにも幅が出てくると思いますが、終いがしっかりしているので、ある程度終いを生かす競馬になると思います」
ヴァンフレーシュについて、高橋文雅調教師。
「今日の追い切りは、時計はさほど速くはありませんでしたが、動きはまずまずでした。走りや乗った感じからはダートでも大丈夫だと思います。トモの力も強いですしね。この馬は前の動きが硬く、以前はトモが強過ぎて前が後ろの動きについていかないという感じもありました。最近は前がトモの動きにだいぶついていけるようになりましたし、馬が良くなってきています」
タッチザターゲットについて、田村康仁厩舎の町田義一調教助手。
「前走(是政特別・11着)は少し間隔が開いていたので、馬がボケていた感じがしましたし、初めての古馬開いての1000万条件のレースでしたから、そこで勝てるようなら重賞級でしょうしね。レースを使ってきていますから大きな上積みはないですが、1回叩いてピリッとしてきました。中山の1800mでもハナにも行けそうなレース振りでしたから、前走の2100mよりも1600mに距離が短縮された方が良いでしょう。東京コースも問題ないですよ」(取材・写真:佐々木祥恵)