20日、東京競馬場で行われた5R・2歳新馬(ダート1400m)は、後藤浩輝騎手騎乗の4番人気センスオブアート(牝2、栗東・藤岡健一厩舎)が、中団待機から直線外に持ち出すと、好位追走から先に抜け出した1番人気フェールアンレーヴとの叩き合いをハナ差制して優勝した。勝ちタイムは1分27秒3(重)。さらに1/2馬身差の3着には8番人気マイネルカスキットが入った。
勝ったセンスオブアートは、父Unbridled's Song、母Bishop's Mate(その父Lyphard)という血統。父Unbridled's Songは現役時代にBCジュヴェナイル(米G1・ダート8.5F)、フロリダダービー(米G1・ダート9F)などを制し、種牡馬入り。日本での産駒は、19日に引退を発表したアグネスソニック(牡5、NHKマイルC-G1・2着)などがおり、今年のJRA2歳戦初勝利。
6R・2歳新馬(芝1400m)は、蛯名正義騎手騎乗の4番人気ナイトアットオペラ(牝2、美浦・高橋祥泰厩舎)が、中団追走から馬場の真ん中を抜け出し、内を突いたアメリカーナの追撃をクビ差抑えて優勝した。勝ちタイムは1分24秒6(稍重)。さらに1/2馬身差の3着には2番人気マイネメリアンが入った。
勝ったナイトアットオペラは、父オペラハウス、母エルフィンフェザー(その父サンデーサイレンス)という血統で、半姉に現2勝のフェザーレイ(牝3、美浦・高橋祥泰厩舎、父エルコンドルパサー)がおり、伯母が96年オークス、97年天皇賞・秋(共にG1)を制したエアグルーヴ(牝11、父トニービン)、従姉に14日のエリザベス女王杯(G1)を制したアドマイヤグルーヴ(牝4、栗東・橋田満厩舎、父サンデーサイレンス)、99年マイラーズC(G2)を制したエガオヲミセテ(父サンデーサイレンス)がいる。オペラハウス産駒は、今年のJRA2歳戦3頭目の勝ち上がりとなった。