直線の内から伸びてきた戸崎圭太騎手騎乗のベストウォーリアが快勝。戸崎圭太騎手は移籍後初のJRA重賞V。(撮影:下野雄規)
16日、東京競馬場で3歳馬によるダート重賞・ユニコーンS(3歳・GIII・ダ1600m)が行われ、道中は先行集団の直後のインコースで待機していた戸崎圭太騎手騎乗の3番人気ベストウォーリア(牡3、栗東・石坂正厩舎)が、馬ナリのままで最後の直線へと向いてくると残り200mで内から一気に抜け出し、後方待機策からゴール前で脚を伸ばした1番人気サウンドリアーナ(牝3、栗東・佐藤正雄厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分36秒0(重)。
さらに2馬身差の3着は2頭が全く並んで入線し、8番人気サウンドトゥルー(牡3、美浦・高木登厩舎)と、11番人気ケイアイレオーネ(牡3、栗東・西浦勝一厩舎)が分け合う形で3着同着。5着には12番人気タッチザターゲット(牡3、美浦・田村康仁厩舎)入って確定。
なお、2番人気チャーリーブレイヴ(牡3、美浦・尾関知人厩舎)は出遅れも誤算で8着に敗れている。
勝ったベストウォーリアは、父Majestic Warrior、母Flirtatious Miss、その父Mr. Greeleyというアメリカ生まれの外国産馬。デビューから5戦全てでダート戦を使われ、新馬(京都ダ1200m)、このレースと同じ東京ダート1600m(500万)で2勝。3か月ぶりの前走・兵庫CS(園田1870m)では2着としていたが、東京マイルに戻ってきっちりと抜け出し、嬉しい重賞初制覇。コンビを組んだ戸崎騎手にとっても、今年3月のJRA移籍後で初の重賞Vとなった。
【勝ち馬プロフィール】
◆ベストウォーリア(牡3)
騎手:戸崎圭太
厩舎:栗東・石坂正
父:Majestic Warrior
母:Flirtatious Miss
母父:Mr. Greeley
馬主:馬場幸夫
生産者:BuckPondFarmInc
通算成績:6戦3勝(重賞1勝)