今や中距離重賞の常連となった
ナリタクリスタル。前走の鳴尾記念は7着と敗れたが、休み明けで0秒5差なら及第点の内容だ。当然、一度叩かれた上積みは十分。1週前追い切りは栗東CWで6F80秒5-13秒2(一杯)。未勝利馬相手とはいえ、3秒以上追走しての併入は評価できるもの。しっかりとした伸び脚が印象に残った。
「だいぶ調子を取り戻してきたね。(1週前追い切りは)3頭併せで最後に並ぶ形で、まずまずの動きを見せていた。前走は脚元を気にしながらの調整だったし、使った上積みもありそう。全体的にスムーズな競馬ができれば」と木原師も期待を寄せる。7歳の夏を迎えても、まだまだ元気いっぱい。ローカル重賞なら必ずや上位に食い込んでくるだろう。
昨年のダイヤモンドSを15番人気で激走した
ケイアイドウソジン。その後は一度も馬券圏内に入れていないが、好走のタイミングが読みづらいタイプだけに、常に注意は払っておきたい。美浦Wで行われた1週前追い切りは6F80秒9-12秒4(一杯)。ここまでハードに追えるのは体調のいい証拠で馬体の張りも良く、確実に良化がうかがえる。
「前走後はひと息入ったものの、放牧先から帰厩して、ここまで順調な調整過程。今までと変わりなく、いい仕上がりを見せている」と高木助手の手応えも十分。「ハンデは気になるところだが、自分の競馬をするだけだからね。いい結果を期待したい」と前を向いた。この馬の持ち味は何と言っても先行力。小回り福島でその武器を大いに生かせば、結果はついてくるはずだ。
提供:デイリースポーツ