【プロキオンS】
ダノンカモン(栗東・池江泰寿厩舎)は、朝一番のCWコースで3頭併せ。先頭にロノ、真ん中に
ダノンカモン、後方に七夕賞への出走を予定している
トレイルブレイザーが追走するという内容だったが、1F進むごとにその差が詰まる形で、直線はほぼ3頭が並ぶような形。
ロノが大きく先行していたので、手応えには余裕がある形で、重賞出走予定の2頭が見た目には派手さのない動き。6F85.6〜5F69.4〜4F54.2〜3F39.9〜1F12.5秒という時計もあまり強調できるものではないだけに、追い切りから特に強調材料はない。
エーシンウェズン(栗東・野中賢二厩舎)は、1回目のハロー明けのCWコースでの3頭併せ。
ジェットソングらが先行する流れを大きく追走したので、直線に向いてから、追いつけそうにないシーンもあったが、最後の1Fでは地力の違いを見せた伸び。しっかり追いついて、6F80.9〜5F65.7〜4F52.4〜3F38.2〜1F12.4秒と速い時計をマークした。
【七夕賞】
1週前追い切りはDPコースで行った
ダコール(栗東・中竹和也厩舎)だが、最終追い切りはいつも通り、坂路馬場。追い切られる時間帯が遅かったが、時間問わず、時計の出る馬場状態だっただけに、そのあたりは考慮する必要はなさそう。
単走だったが、最初の1Fをゆったり入った後は、次第に
スピードアップ。後半2Fは軽快な
スピードを見せ、4F54.0〜3F38.5〜2F24.8〜1F12.6秒をマーク。いつもなら、ラスト1Fが止まり気味になるが、走りやすい馬場と自身の体調が良いという要因で、しっかりと動けている。
いつも通り、CWコースの2周目で追い切られたのは、
ユニバーサルバンク(栗東・松田博資厩舎)。向正面から、
ラストインパクトとしっかり馬体を併せて、速いラップを刻み、道中のペースはかなり速い。最後の直線はお釣りがなくなるのでは、と心配したが、そんなことは皆無。しっかりと動き、6F78.8〜5F64.8〜4F51.4〜3F38.3〜1F12.4秒と、速い時計を出してきただけに、体調が上向いていることは間違いない。(取材・写真:井内利彰)