偉大な兄を超越するか。トラディション(牝、父ゴールドアリュール、栗東・安田)が土曜中京5R(ダート1400m)でデビューする。半兄は11年度のJRA最優秀ダート馬でGI4勝のトランセンド。師は「現時点で兄と比べるのは…」と少々困惑しながらも、「乗り込みは十分にこなしているし、水準ぐらいの時計では走っていますよ」と期待を寄せている。
最終追いは栗東CWでフレデフォート(6歳1000万下)と併せ馬。5F69秒5-39秒0-12秒3を計時し、古馬を相手に堂々と併入を果たした。「兄は芝でデビューしたが、こちらは最初からいかにもダート向きの感じですね。初戦をクリアしてくれれば、今後は余裕を持ってレースを選択できる。あとは武豊ジョッキーに託して」と指揮官は意欲満々。名手の手綱に導かれ、鮮やかに初戦をモノにする。
提供:デイリースポーツ