大井競馬場(天候・曇、馬場状態・良)で行われた、ダート
グレード競走・農林水産大臣賞典第15回ジャパンダートダービー(第11レース・JpnI・2000m・1着賞金4500万円)は、南関東7頭、JRAから6頭、他地区から3頭の、合わせて16頭で争われた。
レースは、兵庫ダービー馬
ユメノアトサキが好スタートから例によって逃げの手に出た。続いて船橋の
ジェネラルグラント、大井の
ソルテと南関東勢が続く。JRA勢では、1番人気の
クリソライトが4、5番手の内を進み、2番人気
エーシンゴールドと3番人気
ベストウォーリアはともに中団でレースを進めた。
3、4コーナーで形勢は一気に変わる。
ユメノアトサキは早くも失速し、2番手にいた
ジェネラルグラント、
ソルテ、そして外に持ち出した
クリソライトと先団が固まる。中団にいた
エーシンゴールドと
ベストウォーリア、そのやや後ろにいた
ケイアイレオーネも動き出し、その直後に取り付く。
最後の直線では、早くも先頭に立った
クリソライトがそのまま抜け出し、後続を突き放す一方で7馬身差の圧勝。人気に応えた。勝ちタイムは2分04秒8。2着争いがJRAの2頭の競り合いとなったが、2番人気
エーシンゴールドが2着、3着が5番人気
ケイアイレオーネという順で決着した。JRA勢が上位を占める中、船橋の
インサイドザパークが4着と健闘した。
勝った
クリソライトは、父がゴールドアリュール、母が
クリソプレーズ(その父エルコンドルパサー)という血統の牡3歳鹿毛馬。鞍上は内田博幸騎手。JRA栗東・音無秀孝厩舎の所属。通算成績は9戦4勝。重賞は今日が初挑戦で初勝利となり、これで500万、オープン特別(昇竜S)に続く3連勝となった。父のゴールドアリュールも2002年にこのレースを制しており、父子制覇も成し遂げている。
提供:ラジオNIKKEI