快勝トウケイヘイローに清水久師「最大目標は天皇賞」/函館記念

2013年07月15日 12:00

武豊のエスコートで函館記念を逃げ切ったトウケイヘイロー(左)=函館競馬場

 サマー2000シリーズ第2戦「第49回函館記念・GIII」(芝2000m)は、14日、函館11Rに16頭で争われ、3番人気のトウケイヘイロー(栗東・清水久)が、トップハンデをものともせず鮮やかな逃げ切り勝ち。好スタートからハナを奪うと、マイペースの逃げ。4コーナーでも手応え十分で、満を持して追い出されると一気に突き放してゴール。勝ちタイムは1分58秒6。1馬身3/4差の2着は7番人気のアンコイルド、さらに首差の3着には8番人気のアスカクリチャンが入線。なお、1番人気のエアソミュールは直線で伸びを欠き、10着に敗れた。

 ローカルGIIIでは珍しく、右手で小さくガッツポーズをしながら武豊が引き揚げてきた。1着馬のつなぎ場にトウケイヘイローを収めると、周囲から次々に祝福の声がかかる。「スタートで決めようと思っていた。自分の形に持ち込めば、力を発揮してくれる。折り合えば、もともとしぶとい血統。直線も短いので押し切れるかなと」。4度目の挑戦で初めて勝った函館記念。お約束のユタカスマイルがはじけた。

「札幌記念(8月18日・函館、芝2000m)も選択肢だが、秋は天皇賞(10月27日・東京、芝2000m)が最大目標。もう賞金もクリアしているから」と清水久師も野望を隠さない。

 サマージョッキーズシリーズに、サマー2000シリーズ。今後へ楽しみをつなげて函館を後にした武豊。17日にはイスタンブールのヴェリエフェンディ競馬場で行われる「トルコジョッキークラブ国際騎手招待競走」に世界選抜の一員として参加する。「日本代表として頑張る。帰ってきて来週は中京です」。8年ぶりのダービー制覇で復活を印象付けた3500勝男が、夏競馬も主役を務める。

提供:デイリースポーツ

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