アイビスSDを目標に調整中のビラゴーティアラ(撮影:佐々木祥恵)
7月28日(日)に新潟競馬場で行われるアイビスサマーダッシュ(GIII・3歳以上OP・・芝1000m)に出走予定の
プリンセスメモリー(牝6・高橋義博厩舎)と
ビラゴーティアラ(牝6・松山将樹厩舎)の1週前情報。
プリンセスメモリーについて、高橋義博調教師。
「前走(テレビユー福島賞・3歳以上1600万下・芝1200m・1着)は少し体を絞り過ぎたかなと思いましたが、走りを見るとあれで良かったのだと思います。それもあって、前走後は気持ちを燃やさず、けれども心身ともに緩ませずという調整をしてきました。直線の1000mの競馬は使ってみたかったのですが、1度使ってしまうと、1200m以上の競馬でおさえがききづらくなるのではというのがありましたからね。ただ最近は年齢を重ねて落ち着きも出てきましたし、以前のように
テンションが上がったり、さほど燃えることもないのではないかと思います。昨日(7/17)の1週前追い切りは、予定通りの内容でした。1200や1400、1600の競馬では、前に壁を作って我慢させてレースをさせてきましたが、最後差してきて届かなかったり、内が詰まったりというケースが多かったんですよね。でも
アクセルを踏んでしまえば馬がいてもひるまず伸びる馬なので、スムーズな競馬ができる直線競馬は良いと思いますね。ジョッキーは前走に引き続き、松岡騎手でいきます」
これまで新潟の直線1000mで3勝している
ビラゴーティアラについて、松山将樹調教師。
「前走(駿風S・4歳以上1600万下・芝1000m・1着)後は放牧に出し、アイビスSDを目標にして帰厩させました。1週前はウッドチップコースでやりましたが、予定通りの時計で追い切ることができました。帰厩時に馬運車で外傷してしまって少し調整が遅れましたが、焦らずやってこれましたし、来週追えば出走態勢は整うと思います。ハナにこだわらずに、なおかつジリジリと差してくる脚がありますので、直線競馬は合っているのだと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)