19日、佐賀競馬場で第1回大村湾賞(3歳上・ダ1750m・1着賞金60万円)が行われ、道中は先頭から離れた2番手を追走していた倉富隆一郎騎手騎乗の2番人気ハタノアブソルート(牡4、佐賀・川田孝好厩舎)が、2周目の4コーナーで先頭を奪うと直線にむいてそのまま抜け出し、逃げて粘った3番人気エーティーランボー(牡5、佐賀・井樋明正厩舎)に1馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分54秒0(良)。

　さらに1馬身差の3着に、1番人気コスモガラサ(牡4、佐賀・大島静夫厩舎)が入った。

　勝ったハタノアブソルートは、父シンボリクリスエス、母クラスター、その父Danzigという血統。2011年7月にJRAでデビューし、4戦目で初勝利。翌年3月まで10戦し、3歳夏から北海道→船橋→浦和を経て、今年の5月から佐賀に在籍。当地ではこれまで、4戦して全て3着以内と堅実な成績を収めていたが、5戦目のここで佐賀競馬での嬉しい初勝利とともに、デビュー24戦目で重賞初制覇。通算3勝目を挙げた。

【勝ち馬プロフィール】
◆ハタノアブソルート(牡4)
騎手：倉富隆一郎
厩舎：佐賀・川田孝好
父：シンボリクリスエス
母：クラスター
母父：Danzig
馬主：吉野政敏
生産者：グッドラック・ファーム
通算成績：24戦3勝(JRA10戦1勝、重賞1勝)