新種牡馬ヨハネスブルクの産駒が南国で快速ぶりを見せつけた。主導権を奪った3番人気のホウライアキコ(牝、栗東・南井)が追撃を許さず、鮮やかに後続を完封。従来のタイム(ブラウンワイルド=10年7月17日)を0秒1更新する1分7秒8で走破し、掲示板にレコードの文字を浮かび上がらせた。2馬身半差の2着はゴール前で内を突いて鋭く伸びた2番人気のキンシノキセキ、さらに半馬身差の3着にはドリームバレンチノの半妹で1番人気に支持されたマイネヴァリエンテが入った。
和田は「怖がりなので逃げられたのが良かった。それでも最後はまだ余裕があったし、能力は高いね」とスピードを絶賛。南井師も「走るね。調教も動いていたが、楽に行っていたし、時計も速かった。次は小倉2歳S(9月1日・小倉、芝1200m)一本で」と期待に胸を膨らませていた。
提供:デイリースポーツ