道中は後方からレースを進めた本橋孝太騎手騎乗のプレティオラス末脚爆発、直線一気に差し切り東京ダービー以来の重賞勝利を挙げた(撮影:高橋 正和)
18日、大井競馬場で第50回東京記念(3歳上・ダ2400m・1着賞金2200万円)が行われ、1周目のスタンド前では最後方を追走していた本橋孝太騎手騎乗の3番人気プレティオラス(牡4、大井・森下淳平厩舎)が、その後も4コーナー手前までは最後方のままで最後の直線に向くと、馬場の大外に持ち出されて末脚が爆発。各馬が一杯の様相を呈してきた残り100mで豪快に差し切り、中団追走から先に先頭に立った7番人気スターシップ(牡9、船橋・出川克己厩舎)に最後は3.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分36秒2(稍重)。
さらにクビ差の3着に、内でしぶとく伸びた11番人気ウインペンタゴン(牡7、川崎・河津裕昭厩舎)が入った。なお、2番人気インサイドザパーク(牡3、船橋・林正人厩舎)は伸び脚なく8着、1番人気フォーティファイド(牡8、大井・藤田輝信厩舎)は後退し、12着に沈んだ。
勝ったプレティオラスは、父フィガロ、母ユーロペ、その父ダンスインザダークという血統。昨年の東京ダービー(大井2000m)を一気の追込みで制して以降は勝ち星に恵まれなかったが、前走・オーガスタ賞(大井2000m)で1年2か月ぶりの勝利。2400mへさらに距離が伸びた今回は、慌てず騒がずの離れた最後方待機策から直線半ばで豪快に末脚を爆発させて圧勝し、地元大井の長距離砲が久し振りの重賞制覇。通算5勝目となった。
【勝ち馬プロフィール】
◆プレティオラス(牡4)
騎手:本橋孝太
厩舎:大井・森下淳平
父:フィガロ
母:ユーロペ
母父:ダンスインザダーク
馬主:伊達泰明
生産者:サンシャイン牧場
通算成績:22戦5勝(JRA2戦0勝、重賞2勝)