土曜阪神5R(芝1200m)でデビュー予定のローゼロッセ(撮影:井内利彰)
21日(土)・22日(日)に行われる2歳新馬戦の出走馬が、19日に確定した。
今週は中山・阪神で計6鞍の2歳新馬戦が組まれており、日曜阪神5R(芝1600m)では、2007年の阪神JFと翌年のオークスを制したトールポピーの初仔、オリエンタルポピー(牝、栗東・角居勝彦厩舎・父キングカメハメハ)が、母の背中を知り尽くす池添謙一騎手で初陣を迎える。
また、日曜中山5R(芝1600m)では、名牝ブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどGI級を多数輩出し、今や日本を代表する繁殖牝馬となった「天才少女」ビワハイジを祖母に持つ、セルバンテス(牡、美浦・久保田貴士厩舎・父キングカメハメハ)が横山典弘騎手でデビューする。今週の新馬戦に出走する、主な2歳馬は以下の通り。
※左から、馬名(性齢、騎手・調教師、父馬)
◆9/21(土)
・阪神5R(芝1200m・8頭)
タガノブルグ(牡、川田将雅・鮫島一歩・ヨハネスブルグ)…「母の父スペシャルウィーク」は現2歳世代の芝レースに延べ52頭が出走し、9/17現在で複勝率40.4%、連対率23.1%と絶賛大ブレイク中。
・阪神6R(ダ1800m・14頭)
クァンタムギア(牡、岩田康誠・藤原英昭、キングカメハメハ)…18日に岩田康誠騎手を背に栗東CWで長めから追って、終い1F12秒台半ばフィニッシュで並走馬に大きく先着。
ローゼロッセ(牝、中井裕二・宮本博、ハーツクライ)…栗東坂路・Bコースで、宮本師も期待が膨らむ上々の動き。
・中山5R(芝1200m・牝・14頭)
アクアベール(牝、内田博幸・尾形和幸、スウェプトオーヴァーボード)…サクラバクシンオー産駒の半姉サマーアクトレスは芝短距離で3勝。
◆9/22(日)
・阪神5R(芝1600m・12頭)
オリエンタルポピー(牝、池添謙一・角居勝彦・キングカメハメハ)…母トールポピーは、池添謙一騎手を背に2007年の阪神JFと翌年のオークスV。
ヴィンテージローズ(牝、小牧太・橋口弘次郎・ゼンノロブロイ)…母はロゼカラーで、半姉ローズバドは2001年のオークス・秋華賞・エリザベス女王杯で2着ほか、重賞2勝。
・中山5R(芝1600m・12頭)
セルバンテス(牡、横山典弘・久保田貴士、キングカメハメハ)…祖母ビワハイジは、名牝ブエナビスタやジョワドヴィーヴルなどGI級を多数輩出し、今や日本を代表する繁殖牝馬。
・中山6R(芝1200m・13頭)
アサカバハムート(牡、北村宏司・和田正一郎、キョウワスプレンダ)…父は2004年スプリングSでブラックタイドの2着。半姉キョウワハピネスは、2004年ファルコンS(中京芝1200m)を勝利。
ロココ(牝、江田照男・武藤善則、コマンズ)…母ハギノルチェーレは、2007年のエルフィンSでウオッカの3着、フィリーズRではアストンマーチャンの3着。