武幸四郎騎手騎乗のメイショウマンボが外から鋭く伸び、オークスとの2冠を達成した
13日、京都競馬場で牝馬3冠レースの最終戦、秋華賞(3歳・牝・GI・芝2000m)が行われ、道中は縦長の隊列の中団で進めた武幸四郎騎手騎乗の3番人気メイショウマンボ(牝3、栗東・飯田明弘厩舎)が、3〜4コーナーで徐々に前へ進出。外を回って直線では素晴らしい伸び脚を見せて抜け出し、スタートで後手を踏み後方からの競馬になるも直線大外から伸びてきた2番人気スマートレイアー(牝3、栗東・大久保龍志厩舎)ら2着争いをする後続に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分58秒6(良)。
2着争いは三つ巴となったが、スマートレイアーがアタマ差先着。直線ではメイショウマンボの後ろから脚をを伸ばしてきた15番人気リラコサージュ(牝3、栗東・藤原英昭厩舎)が3着に入り、1番人気デニムアンドルビー(牝3、栗東・角居勝彦厩舎)は同じく後方から脚を伸ばすもハナ差リラコサージュに及ばずの4着となった。
勝ったメイショウマンボは、父スズカマンボ、母メイショウモモカ、その父グラスワンダーという血統。春は桜花賞10着のあと、9番人気で挑んだオークスを制覇。秋緒戦のローズSではよく追い込むも4着止まりで、また本番のここで不利とされる8枠を引いてしまったことでやや評価が落ちていたが、春の女王の実力を存分に示す見事な差し切り勝ちでGI・2勝目を挙げた。また、2着にスマートレイアーが入ったことで武幸四郎騎手と武豊騎手の兄弟ワンツーフィニッシュという結果にもなった。
【勝ち馬プロフィール】
◆メイショウマンボ(牝3)
騎手:武幸四郎
厩舎:栗東・飯田明弘
父:スズカマンボ
母:メイショウモモカ
母父:グラスワンダー
馬主:松本好雄
生産者:高昭牧場
通算成績:9戦5勝(重賞3勝)
主な勝ち鞍:2013オークス(GI)
【勝利ジョッキー・武幸四郎騎手のコメント】
今までで一番というくらい、とにかく状態が良かったので自信を持って乗れました。16番枠という外枠が当たって、発表から色々考えたけど、馬のリズムを崩してもいけないので、それを優先して乗りました。
4コーナーで少し反応が鈍いところはあったけど、エンジンが掛かれば伸びる馬だし、信じて追いました。
オークスを勝って、僕は夏に小倉へ乗りに行っていたのですが、メイショウマンボのことはずっと気になっていたし、本当に良い状態で戻ってきてくれて、そして結果を出してくれて、本当に心強いですね。
とにかく今日は勝てて良かったです。