5日、京都競馬場で行われた京都金杯(G3・芝1600m)は、武豊騎手騎乗の圧倒的1番人気(単勝160円)ハットトリック(牡4、栗東・角居勝彦厩舎)が、後方待機から直線外に持ち出すと、同じく後方から追い込んだ7番人気アルビレオをクビ差捕らえ快勝した。勝ちタイムは1分34秒0(良)。さらにクビ差の3着には6番人気アズマサンダースが入り、2番人気ダイワエルシエーロは、先行するも9着に敗れた。
勝ったハットトリックは、父サンデーサイレンス、母トリッキーコード(その父Lost Code)という血統。全姉にJRA現3勝のコードネーム(牝6、栗東・橋口弘次郎厩舎)、近親にフィベータドク Phi Beta Doc(父Doc's Leader、サラナクH-米G3)がいる。04年5月に美浦・清水美波厩舎からデビュー。デビュー2連勝で臨んだラジオたんぱ賞(G3)は9着に敗れたが、休養を挟んで栗東・角居勝彦厩舎に移籍すると、ナリタブライアンM(1000万)、清水S(1600万)を連勝しており、3連勝で重賞初制覇となった。通算成績6戦5勝。
鞍上の武豊騎手は、02年ダイタクリーヴァに続き同レース2勝目。この勝利で、87年のデビュー以来19年連続のJRA重賞制覇となった。JRA重賞は通算195勝目。本日は11R終了時点で5勝を挙げている。管理する角居勝彦調教師は同レース初制覇で、JRA重賞はデルタブルースで制した04年菊花賞(G1)に続き通算4勝目。